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これが時代の最先端!? 「インタラクティブお葬式」が予想以上にスゴい

「お葬式」という、一見ITとは無関係な行事に「技術」を掛け合わせるとどうなるのか?未来のお葬式を取材してきました。


こんにちは。ドアラジオ編集部です。 前置きはさておき、まずはこちらを見て頂けますでしょうか。

お葬式

これ、なんだと思いますか? 実は……、

遠隔お焼香です!

手前側においたセンサーで手の動きを読み取り、 ロボットアームがトレースする事で離れた場所からでもお焼香が出来るシステムなのです。

動画でもどうぞ!

そして遠隔お焼香以外にも色々あります。

お葬式 お葬式

こちらは「ポクチンマシン」の「ポク」と「チン」

お葬式

どちらもスマホ・PCの双方から遠隔で操作が可能。 好きなだけ離れた場所から「ポク」と「チン」を鳴らしまくる事が出来ます。

お葬式

更にはこのiPadと連動した「i遺影」でインターネット回線を経由して好きな写真を遺影にセットする事も出来ます。 この「遠隔お焼香」「ポクチンマシン」「i遺影」を組み合わせ、 離れた場所からでも好きなようにお葬式があげられるシステム。 それが……、

お葬式

インタラクティブお葬式です!

ちなみにこの「インタラクティブお葬式」は2014年のYahoo!JAPANインターネット クリエイティブアワード一般の部、スマートデバイスイノベーション部門で最優秀賞を獲得しているのです。すごい。

そもそも、どんな人が、何故このような作品(?)を作ったのか。 作者の方に聞いてみたら、そこには色んな発見がありました。 クリエイターを目指す方、必読のインタビューです!

■なんでこんなの作ったの?

お葬式

こちらがインタラクティブお葬式の作者、坪倉輝明さん。 現在は京都市にある1-10design(ワン・トゥー・テン・デザイン)というインタラクティブスタジオで勤めるエンジニアです。

お葬式 「そもそも、どういうきっかけてこの作品を作ろうと思ったんですか?」

お葬式「インターネットを通じて国境の垣根が低くなるにつれて、世界中に友達が出来ちゃう世の中になってきましたよね。仮に海外の友人が亡くなったとしたら実際にお葬式に参列するのは難しかったりするじゃないですか。でもそのお葬式をネット中継で見てるだけだと、恐らく自分の中で心の整理がつかないと思うんですよ。見てるだけじゃなくて、自分の手でお焼香した、っていう事実が自分の中で気持ちを整理するのに重要なんじゃないかと思って。それなら自分の手でお焼香が出来るマシンを作ろう、と思ったのがきっかけです」

お葬式 「本当に?」

お葬式すいませんこじつけです。単純に『こういうのあったら面白いな』って思って。IT革命でどんどんハイテク化が進む中で、お葬式はずっとローテクじゃないですか。お墓参りだってドローンがお墓にお水をかけてくれて、ペッパーくんがお花を換えてくれても良いと思うんですよ。『気持ちがこもってない』って怒る人が居るかも知れないですけど……」

お葬式 「今のお仕事もこういう感じの作品作りなんでしょうか?」

お葬式「そうですね。インタラクティブ・スタジオと名乗っているスタジオで働いているんですが、『インタラクティブ』って『双方向の』っていう意味なんですね。ユーザーが実際に動かすことが出来るアート、と言いますか。そういうのを作ったりしています」

お葬式

坪倉さんが所属する1-10designの作品「渋谷デジタル花火大会」 デジタルサイネージアワード2014ゴールドを受賞。(クライアント:東京急行電鉄株式会社様、エージェンシー:株式会社東急エージェンシー様)

お葬式

ユーザーのスマホ操作によって、渋谷QFRONTの巨大スクリーンに花火が打ち上がる。

お葬式 「楽しそうなお仕事ですね!」

お葬式「そうですね。実際楽しいです」

お葬式 「いつからこういう活動を?」

お葬式「色々やるようになったのは大学を卒業してからですね。最初は普通にシステムを作る会社で働いてたんですが、仕事があまり面白くなくて……。それで仕事以外の部分でこういうのを色々と個人的に作ってたんですよね」

お葬式 「それって誰かからお金を貰ってっていうことですか?」

お葬式「いえ、本当に趣味としてです。そしたらメディア芸術祭っていうので賞を貰って、それをきっかけにスカウトされて今の会社に入った感じですね」

お葬式 「おお。じゃあ趣味が仕事になったって事ですね」

お葬式「そうですそうです」

お葬式

初代遠隔お焼香マシンのロボットアーム(奥側)と二代目お焼香マシン(手前側) この、お焼香マシンのプログラムは2日の徹夜で作ったそうだ。 2日で作っちゃうんだ……。

■趣味を仕事にする、ということ

お葬式

インタラクティブお葬式の心臓部分。2台のノートPCで動く。

お葬式 「趣味を仕事にするって、普通の人からすると凄く羨ましいことだと思うんですよ。どうしたらそういう風になれるんですかね?」

お葬式「うーん、とにかくやってみることだと思いますよ。例えばそんな風に『インタラクティブアートやりたい!』って思ってる人が1万人、スタート地点で並んでるとするじゃないですか。でも、それからよーいどん!で3歩走ったら競争相手が50人とかに減ってるんですよね。つまり『やりたい』って言ってるだけでやらない人が99%なんですよ。これはどの業界でもそうじゃないかと思います」

お葬式 「なるほど……。でもその最初の3歩が難しいんですよね……」

お葬式「そうですね。このインタラクティブお葬式だって、ロボットアームとか色んなものを買ったりしててお金もかかってますからね。手間だってかかるし。でも、本当にやりたい事ならお金とか手間とか惜しまずにやるじゃないですか。それをやってないのであれば、たぶんその人にとってそれは『本当にやりたいこと』じゃないんだと思います」

お葬式 「それはわかる気がしますね。面白いものを作りたい!っていう気持ちと、面白いものを作ってる人に憧れる気持ちは違いますもんね」

お葬式「そうですそうです。『お笑いがやりたい』のと『お笑い芸人になりたい』のは随分違いますからね。昔はお笑いをやるって言えば舞台に立つなりテレビに出るなりしなきゃ出来なかったんでしょうけど、今の時代はyoutubeがあるから誰だって好きなように漫才でもコントでも作って人に見せられますから。そういうのを利用して、3歩でも走れた人がぐっと優位になるんだと思います」

お葬式 「なるほど。とにかく行動するっていうことが大事なんですね!」

お葬式「はい!偉そうな事を言ってすいません!」

お葬式

そんなわけで今回のインタビュー、いかがだったでしょうか。 誰でも作品が作れる時代になったからこそ「とにかくやってみる」という精神が大事なんでしょうね。「やりたいこと」がおぼろげにでも見えている人は、それに向かってとりあえず3歩走ってみてはいかがでしょうか!

最後に動画フルバージョンでどうぞ!


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